マンガン(微量ミネラル)
元素記号はMn。骨や肝臓、腎臓などに存在する。動物性食品にはほとんど含まれていないため、植物性食品が主な供給源になっている。カルシウムやリンとともに骨の形成に必要なミネラル。
生理作用
骨の石灰化に必要なミネラルで、骨の形成に関わっている。また、栄養素の代謝をおこなう酵素の構成成分となったり、酵素の働きを活発にする働きがあるため、栄養素の代謝にも深く関わっている。ほかにも、性ホルモンやインシュリンの生成とも関係がある。
欠乏症
・骨の形成不全
・インシュリンの合成不良
・生殖能力の低下
・平衡感覚不全
過剰症
・手足の痺れ
・食欲不振になる
・頭痛
・パーキンソン症候群
※通常の食生活で過剰症がおこることはあまりない。点滴やサプリメントでの摂取や、水質汚染による過剰摂取などには注意が必要。
目安量(単位はmg)
0〜5(月) 0.001
6〜11(月) 1.2
1〜2(歳) 1.5
3〜5(歳) 1.7
6〜7(歳) 2
8〜9(歳) 2.5
10〜11(歳) 3
12〜14(歳) 3.5
成人男性 4
成人女性 3.5
妊婦 3.5
授乳婦 3.5
※目安量というのは推奨量を求めるのに十分な科学的根拠が得られない場合に、ある性・年齢階級に属する人々が、良好な栄養状態を維持するために十分な量のこと。
上限値(単位はmg)
18歳以上 11
※マンガンの上限値については十分な研究報告がないため、17歳以下では定められていないが、多量摂取を勧めたり多量摂取の場合の安全性を保障したりしているわけではない。
※上限値というのはある、性・年齢階級に属する人々の多くに健康上悪影響を及ぼす危険のないと推定される栄養素摂取量の最大量のこと。
多く含む食品
玄米・大豆・アーモンド・カシューナッツ・生姜・きくらげ
マンガンを過剰に摂取した場合、マンガン中毒がおこります。ただし、食品からの摂取でおこることは少なく、マンガン鉱山の労働者やれんが職人などにマンガン中毒のおそれがあります。ウサギを使った実験で、マンガンを与えずに飼育したウサギが子供を育てなくなるという結果から、マンガンは愛情をつかさどる神経に関係しているかもしれないといわれています。












